江戸のかたぎ長屋に住みついた浪人、瀬能宗一郎。剣の腕は立つが素頓狂。何を起こすか、起こさぬか…!? 盟友・永福一成の原作を得て、松本大洋が新たなスタイルで江戸を描く!!
▼第51話/冬ノハジマリ▼第52話/真っ赤な夕陽に忠犬吠える!▼第53話/あかめ▼第54話/月夜の蟹▼第55話/千騎の馬の音が聞こえる▼第56話/夜明け前▼第57話/櫛と刀▼第58話/雪の下の鯉▼第59話/椋鳥たち▼第60話/江戸の雪
●主な登場人物/瀬能宗一郎(江戸のかたぎ長屋に住みついた浪人)
●あらすじ/宗一郎に、木久地が牢死したことを伝える御輿。だが宗一郎は、木久地は生きて江戸市中にいるはずだと考え、最近起きている武士を狙った辻斬りも奴の仕業に違いないと答える。一方、仲間の信濃武士を殺された森佐々太郎は、自らの手で木久地を斬ることを心に誓い…(第41話)。
●本巻の特徴/花は桜木、漢は大三朗。その命の花道をとくと見よ。時代をとり違えて生まれた好漢が、長槍取り回し飾る、最期の大舞台! 永福が書き、大洋が描く斬新作第6集!!
●その他の登場人物/木久地真之介(宗一郎に「いずれお前を斬る」と言った男。岡っ引きを斬って入牢するが、火事に乗じて脱獄する)、御輿大三朗(旗本の三男。カブキ者。宗一郎に興味あり)、源次(大三朗の中間[ちゅうげん])、森佐々太郎(多岐家の近習頭。若くて青い)、勘吉(宗一郎の隣人。大工の息子。侍の行動に興味津々)