変えられるものと、変えられないものを見極めること。なぜそこにあるのかと考えること。「個」−「公」から、「共」の建築・都市へ。建築デザインによる「大きな船」のつくり方。
本書では、アトリエ・ワンの「コモナリティ」をめぐるさまざまな思考と作品を紹介。アトリエ・ワンが行なってきた都市リサーチ、世界各地で出会ったコモナリティ・スペースの収集と分析、「コモナリティ」を考えるための建築・思想書の再読、そして芸術創造、歴史、社会哲学論の観点から「コモナリティ」を考える3つの対話も収録。アトリエ・ワンによる、方法論を超えた壮大なデザイン論。