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顔真卿:王羲之を超えた名筆

東京国立博物館で2019年1月16日より2月24日まで開催する特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」の公式図録です。

中国の歴史上、東晋時代(317-420)と唐時代(618-907)は書法が最高潮に到達しました。書聖・王羲之(303-361)が活躍した東晋時代に続いて、唐時代には虞世南、欧陽詢、褚遂良ら初唐の三大家が楷書の典型を完成させました。そして顔真卿(709-785)は三大家の伝統を継承しながら、顔法と称される特異な筆法を創出します。王羲之や初唐の三大家とは異なる美意識のもとにつちかわれた顔真卿の書は、後世にきわめて大きな影響を与えました。

特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」は、書の普遍的な美しさを法則化した唐時代に焦点をあて、顔真卿の人物や書の本質に迫ります。また、後世や日本に与えた影響にも目を向け、唐時代の書の果たした役割を検証します。

全372ページ、判型はA4変型(225×297mm)

激情の書「祭姪文稿」を原寸大で収録。

「祭姪文稿」「自叙帖」現代語訳収録。

全作品釈文収録。

北宋の文人・李公麟の名画「五馬図巻」を全図掲載。

admin3473

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