内容紹介
12年間のヨーロッパの暮らしのなかで撮られた写真たち。
長く待たれながら、これまで写真集をまとめることがなかった茂木綾子。多くの作品の中から時間をかけてセレクトを繰り返し、自身の「写真」と向き合ってきた。
本書『travelling tree』には、ヨーロッパで家族をつくり、移動し、ある時期にはサーカスワゴンで暮らした日々の写真を収載した。
どこにでもある、しかし二度とは辿らないであろう霧の道や雪の路肩。ありふれた朝のカーテンの隙間の光や、窓越しの樹々。バックミラーに写る娘の顔。
身のまわりのスナップ写真のなかに、茂木の言う「抽象的なことが象徴的に現われる瞬間」が鋭く潜む。
白い布貼りの表紙も印象的な愛蔵版。
内容(「BOOK」データベースより)
茂木綾子、待望の初写真集『travelling tree』。12年間のヨーロッパの暮らしのなかで撮られた写真たち。